** 平成24年 11月 17日更新 **

S42卒同期旅行会・秋の根室周遊の旅
平成24年(2012)10月15日〜19日
参加者: 竹川、奥村、水口、千野、高野夫妻、山村、佐藤、小林 (9名)
今年の旅行は根室に高田夫妻を訪ねる旅の第3弾。夏、早春には既に行ったので、今回は鮭の遡上する秋とした。
記念写真

10月15日(月)
鮭 11:20 羽田空港第2ターミナル集合
 ANA 837便 羽田(12:00) - 根室中標津(13:40)
13:40 根室中標津空港到着。
高田夫妻の出迎えを受け、レンタカー(ワゴン)と高田車に分乗して出発。
サケの自然遡上を見に、標津から薫別川河口をへ。
15:00-30 薫別川河口
シロザケの遡上を見学。袋小路のような流れに登ってしまったサケたちは、産卵場所にたどり着けずに弱っているようで、簡単に手づかみもできる。
ここから海岸沿いに元来た道を標津まで戻り、野付半島に向かう。
16:00-40 野付半島
ナラワラ付近で日没を迎え、野付湾のかなた、雄阿寒岳と雌阿寒岳(噴煙も見える)の間に赤い夕陽が落ちる。
日没
暗くなった道を、尾岱沼・厚床経由で44号線を根室市内へ向かい、 運動公園脇の旅館「二美喜」に到着、ここで2泊する。 高田夫妻は明日の再会を約して自宅へ。
10月16日(火)
春国岱 8:30 尚子夫人が宿に迎えに来て、春国岱へ向かう。
8:50-11:30 春国岱を散策 水辺にはタンチョウ2羽と多くのアオサギ、マガモの群などが降りていて、小鳥はタヒバリ、ヒバリ、カワラヒワのほかは林にハシブトガラが居る程度。
赤く岸辺を染めるサンゴ草(アッケシソウ)群落に数羽のムナグロが降りている。海岸植物を観察しながらゆっくり歩く。
11:45-12:40 道の駅・SWAN44で昼食
風連湖には1週間ほど前に渡ってきたばかりのオオハクチョウが20羽ほど降りている。
道の駅から根室半島を南下し別当賀駅前を通り、高田夫妻が根室に移住して最初に住み着いた佐藤牧場のあったフレシマへ。
春国岱 13:20- フレシマ フレシマの牧場跡地を見下ろす丘の上から展望を楽しみ、海岸近くの柵のある場所まで歩く。このあたりのハマナスの実は既に熟れすぎ。 保護区にタンチョウの姿は見られなかったが、途中で幼鳥1を交えた3羽が頭上を通過して西に飛び去る。冬に備えて釧路方向に移動する途中だろうか。 昆布盛の道の駅でトイレ休憩。目の前に断崖に囲まれた平らのユルリ・モユルリ島が見える。 根室線に沿って、花咲港へ向かう。ニシン釣りの人をひやかしながら港をまわり、花咲灯台・車石を見学。車石の前で突然の大波を頭からかぶった佐藤さん等。 木道が整備されているが、高所から下を見ると足がすくむ。 その後半島を横切って宿に戻り、家に戻る高田夫妻と別れる。 今宵は昨晩の反省で?ワインを開けた程度で皆早々と就寝。
10月17日(水)
納沙布 9:00 高田夫妻の迎えで、太平洋岸の道を納沙布岬へ。 灯台の先に作られた観察舎(ハイド)に入り、くっきりと見える水晶島などの歯舞諸島を眺める。
日露の管理水域の境界近くでロシアの漁船が操業中で、そのすぐそばを日本の巡視船が行ったり来たりしている。
帰りは半島の北側の道を通り、途中の北方原生花園付近でタンチョウ2羽を観察。
昼食&海産物の買い物後、風露荘へ。
ここで高田夫妻を残し、我々は落石岬に向かう。
天然記念物サカイツツジの保護区を貫く木道を通り、灯台のところまで行く。
岬ではオジロワシが空を舞い、時折オオセグロカモメにモビングされている。 かつて沢山のチシマウガラス(鵜の一種)が沢山営巣していた岩場には、ヒメウやウミウがへばりついている。

天気が下り坂の予報だったが、午後に曇ったものの、雨は夜にパラついた程度で、今回は晴天続きで、実にツイている。
夜は風露荘で飲めや歌えの大宴会。 千野君が持ってきた同好会の歌集に、「この表紙はオレの字だ!」と高田君。
10月18日(木)
鮭 風連湖をぐるっと回って、走古丹の先端まで行くが、以前の同期旅行で見たクロツラヘラサギはおろか、タンチョウやゴマフアザラシの姿も無い。
根室中標津空港へ、一足早く帰る千野君を送り、昼食後 養老牛温泉に向かう。 1997年の同期旅行でもこの温泉に泊まったがその時はホテル大一。今回はシマフクロウが期待できるホテル藤や。
高田夫妻と別れ、チェックイン後、付近を散策。
夕食後、シマフクロウの出現を期待して待機するが、まず現れたのはキタキツネ。池で魚を狙うが全く捕らえられない。やがて宿の人が箒を持って追い払い、更に隣室の人が石を投げつけた様子。同じ野生動物なのにここでは希少価値が違いすぎるということか。
22時半頃にようやく1羽が現れ,その後他の個体も現れ、12時頃まで居たが、 後で写真で足環を確認したところ、宿の主人の言うとおり親子の3羽が交代で池に降りていたようだ。
未明の3時頃にはキツネとシマフクロウが対峙して威嚇し合う場面を、女性部屋のメンバーだけしか見られたそうだ。
10月19日(金)
摩周 8:30 出発で、裏摩周展望台へ
今日も快晴で摩周岳は斜里岳などもくっきり見渡せるが、紅葉の色づきはまだそれほどではない。ここで昨日キツネに石を投げつけた隣室の人と再会し、記念写真のシャッターを押してもらう。
帰りの航空機の時間にはまだ間があるので、オホーツク側に行くことにして、右に斜里岳の秀麗な姿を望みつつ、清里経由で斜里・道の駅へ。
更に斜里国道で根北峠を越えて標津町から、根室中標津空港へ。
ANA840:根室中標津14:25→羽田16:10